北本山の会 山行報告書

報告 2003年9月23日  報告者(上野 司)

山行期間

2003年9月12日 〜 9月13日      (2日)

山域・山名

北岳バットレス第4尾根(雨のため下部岸壁のみ)

リーダー

上野  司

参加者

武藤紀子・他2名

コースタイム

 

山行記録

武藤さんの岩登り本チャンデビューをねらっての山行として、北岳バットレス第4尾根を計画した。適度な難易度、しっかりした岩、突き上げたところが北岳頂上直下、どれをとってもバットレスの4尾根は「これぞ岩登り」という入門ルートだ。今回は私たち2人に練馬の山仲間2人が加わり、総勢4人・2パーティーに分かれての登攀だ。

1日目は夜叉神−広河原の林道崩壊のため早川・奈良田方面から回りこんで広河原まで入り、バットレス沢の出合・岩小屋まで進む。天気は悪くないが、バットレス上部にはガスがかかり、山頂を見ることはできない。そこにテントを張り、明日は登攀具だけもっての登攀とする。

朝は4時半・真っ暗な中の出発になるが、ガスが立ち込め、霧雨が降っている。Bガリーの大滝まで行き様子を見るが、雨はやみそうもない。頂上までは無理と思うが、雨脚はそれほど強くないので、Bガリーの大滝を登り、4尾根の取り付きまで行ってみることにする。上野−武藤、牧野−坂上で3ピッチ濡れた岩場を慎重に登り、大滝上に到着。そこからザイルをたたんで、Cガリーを超え20分ほど歩くと4尾根の取り付き直下に出る。ここで再びアンザイレンして1ピッチで4尾根の取り付きだ。ここで雨は無情にもかなり激しくなり、退却を決める。後は慎重に懸垂下降4ピッチをまじえテントに戻る。

このようなわけで、武藤さんの岩登り本チャンデビューは気持ちのいい形では実現できなかったが、雨の中濡れた岩場を計4ピッチ登り、同ルートを確実に下降してきたのだから、一応本チャンデビューといっていいだろうと思う。実は、このバットレス行きを目標に3回のダブルロープでの登攀練習を二人でおこなったが、この練習、そして今回の本番を通して武藤さんの岩の力はかなりついてきたものと思う。バットレスが登れなかったことは残念だが、登れるだけの力をつけたということが何よりうれしい。私としては次回は気持ちのいい岩登りをぜひ彼女とやりたいと思う。

備考