|
5/24 金北山登山口〜金北山山頂までは防衛庁の管理道路のため、事前に通行許可を取っていた。とはいえ、行ってみると全くチェックもない。約5キロの舗装道路の縁にはシラネアオイが咲き乱れている。道路整備中の自衛隊員と挨拶を交わしながら2時間もかけてやっと山頂に到着。
山頂からの縦走路は決して整備されているとはいい難いが、シラネアオイに加えてカタクリが群生しており疲れを感じさせない。アップダウンを続けるうち、空模様が怪しくなり強い西風が吹き付けてきた。木のないザレ場を通過するのが怖い。この日最後のピークであるマトネに着いたときは正直ほっとした。木陰に入り、風もおさまり淡々と山荘に向かうが標識がわかりにくい。
ドンデン山荘は、5月1日新設のうえ、営業開始されたばかりで気持ちいい。風呂で汗を流し、明日に備えて乾杯。
5/25 朝起きると小雨。しかし、予報ではなんとか持ち直しそうだ。気を取り直して霧の中を出発。山荘の裏を少し行くと広大な草原に出た。ドンデン高原だ。霧が薄れてくるのと同時に気持ちも晴れてくる。草原は牧場になっているというが、牛などの姿は見えない。縦走路の入り口を目指し、草原を突っ切って山道に入る。
20〜30分原生林を歩くと気持ちのよい広場がある。原生林にはザゼンソウが目立つ。原生林と広場は何度も繰り返される。計画的に作られたコースかと錯覚を起こしてしまいそうだ。5・6回も繰り返した後、金剛山への分岐の標識に着く。荷物を置いて金剛山往復と決めた。金剛山は単独峰というほどではないが、主稜線から少し東に外れている。一旦降って登り返すのだが最後の登りはかなり急だ。それだけに山頂は360度の大展望台だ。眼下に佐渡の町並み、遠くには、新潟市の建物、さらには飯豊山塊まで見渡せる。
荷物を置きっぱなしにしたことを少し心配しながら分岐まで戻ったが、考えてみるとドンデン高原を出てから全く人に出会っていない。佐渡にはタヌキより大きな動物もいないと山荘のスタッフがいっていた。林道にたどり着き、予約していたタクシーを見つけて運転手さんに聞くと、ここに迎えに来たのは初めてなので心配してクラクションを何度も鳴らしていたという。
2台のタクシーに分乗して運転手さんの若干まゆつば的な案内を面白おかしく聞きながら港近くのかんぽの宿に直行し、ゆったりと温泉で汗を流して帰途についた。
|