北本山の会 山行報告書
報告2004年 8月 15日  報告者(関根謙一)

山 行 期 間

2004年8月6日 〜 8月10日      (5日間)

山 域・山 名

会山行No.20 北ア・薬師岳縦走(百名山)

リ ー ダ ー

関根謙一

参  加  者

関根・保坂・村田・松橋・星野

コース タイム

8/6 北本発18:00==(車)==24:00立山駅前P(テント仮泊)
■8/7 立山駅6:10==(ケーブルカー・バス)==7:20室堂
室堂8:00……9:00浄土山……11:45獅子岳……13:00ザラ峠……14:00 五色ヶ原山荘(泊)
■8/8 五色ヶ原山荘5:45……6:20鳶山……8:00越中沢岳8:30…… 9:45スゴノ頭10:45……12:15スゴ乗越小屋(泊)
■8/9 スゴ乗越小屋5:40……6:40間山6:50……8:35北薬師岳……9:40薬師岳10:15……10:55薬師岳山荘11:10……14:00太郎平小屋(泊)
■8/10 太郎平小屋5:40……8:00折立==(バス・電車)==立山駅10:30==(車)==6:00北本着

山 行 記 録

8/7 立山駅始発6:00のケーブルカーは既に満席で6:10発に乗車。美女平で連絡のバスに乗り換え室堂に着くとこちらも登山客やら観光客で ご った返している。
 朝食を済ませて出発。客のほとんどは雄山、剣方面のようだ。それでも浄土山山頂は人が多い。すぐ先の竜王岳では一の越からのグループも合 流してくる。しかし、ここから先への人はすべて五色ヶ原山荘へと向かう。 20人超のツアーもいく。九州、名古屋、四国と西の人たちが多い。労山 所属の人たちも結構いる。
 ザラ峠まで距離はないが足場の悪い下りが多く、とくに獅子岳からザラ峠までが長く感じられた。
 五色ヶ原にとび出すと木道となり、そこはまさに天国だ。しかしそのころからガスが深くなってきて遠望がきかない。小屋について驚いた。チェックイ ンとともに風呂を勧められた。男女30分交代でゆっくりとはいかないが、 着替えをするには充分すぎる。簡易だがトイレも水洗だ。快適な小屋でも ったいないが他の客のこともあり、早めに就寝。
■8/8 4時30分起床、5時からの食事が以外にすいている。既に出発した人が多いようだ。室堂からピストンの人も少なくない。
 アップダウンを繰り返しながら鳶山、越中沢岳、スゴノ頭と行く。
 北には剣、南には槍・黒部五郎、左前方には赤牛のそれぞれ特徴ある雄姿を眺めながらの山歩は飽きることがない。足元には最盛期を過ぎたと はいえ、チングルマ、コバイケイソウ、クルマユリ・・・と夏の花が目を和ま せてくれる。タテヤマリンドウ、トウヤクリンドウ、アキノキリンソウ、トリカブ トなど秋を偲ばせる花もうれしい。目指す薬師岳はもう目の前だ。
 昼過ぎにはスゴの小屋についてしまったが、次の小屋までは長すぎる。 予定どおりここで泊まることとした。さすがにこの山奥までくると立地条件 が難しいようだ。小屋も小さく電気もない。それでも他の小屋に負けない 立派な食事を用意してくれるスタッフの方々には頭が下がる思いだ。
■8/9 いよいよ目指すは百名山薬師岳登頂だ。4時30分に起きると既に20人のツアーはいない。そのせいか食事も楽に済ますことができて早々にスタート。
 急な岩場を登りつめると間山だ。雷鳥が出迎えてくれた。ここからが薬師岳縦走の核心部になる。荒天時は危険と注意書きがある。その点今日は 絶好の日和だ。ほどほどの風もここちよい。左に特別天然記念物「金作谷 カール」を見下ろしながら岩場を慎重に渡っていく。北薬師を過ぎ、薬師 岳本峰の最後の登りにかかり覚悟しながら歩くが以外にあっけなく山頂 に到着。山頂は反対側の太郎平から来た人たちで混み合っていた。
 太郎平への道は、長いけれどしっかりと整備されている。途中、薬師小屋前の広場も混雑していたので通過。少し下の絶好の休憩場所を見つけて時間調整を含めて大休止。それでも13時には小屋へ着いてしまった。
■8/10 案内書では折立まで3時間10分とある。バスは折立発10時20分、 その前の8時10分は到底無理と頭にも置かず、5時40分に出発。朝の高原歩きはいつもの癖で次第にスピードが上がる。長い木道歩きが終わり地図と時計を見比べて、もしかしたら前のバスに間に合うかも、と頭をよぎる。小休止の後、更にスピードを増して歩くうち、あと20分の標識に出会う。このあたりで道は狭く急になり、前のグループに追いついてしまったため半ばあきらめたところ、後を歩いていたMさんが猛ダッシュをかけて前のグループを蹴散らして追い越してしまった。やむをえず、頭をペコペコしながら後に続く。ここまで来て怪我でもしたらとひやひやしながら走ったが、わがグループ全員が走り抜けてケロっとしている。3時間10分のコースを休憩を含めて2時間20分で踏破したことになる。4日間歩き続けてなお余りあるこの体力に唖然としながらも、今回、唯一最大の反省点を作ってしまったのではないかという複雑な思いでバスに乗り込んだ。

備     考

総標高差 2,180m