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□晴天の予報で出発するが雲が多い。結局予報は外れ曇りの1日だった。高速+有料道路のおかげで予定より1時間近く早く登山口に着き、ゆっくりと支度をして歩き始める。
■連日の熊被害のニュースを受けて、全員がザックに鈴を付けリンリンと賑やかに登る。「55・56号に至る」と書いてある黄色い東京電力の標識を案内に鉄塔の巡視路から仙元尾根を目指す。じきに「55号に至る」の標識と別れ、「56号に至る」の標識に導かれる。急登しばしで“56”号鉄塔着。単なる送電線鉄塔だが、後にこの鉄塔番号が皆の記憶に非常に強く残る事となる。
■56号鉄塔より支尾根を10分も登ると薄いが踏跡はしっかりしている仙元尾根の巻き道に出た。熊の爪痕らしき樹木の傷や鹿の糞がいたる所にある。熊の影を気にしながら口笛を吹き吹き進むと1167m峰側で尾根道と合流する。
■仙元峠までヤブっぽい急登の道となる。視界が開けると祠がある仙元峠だ。ここから蕎麦粒山まではあと少しの頑張りだ。右手に富士山が大きく見え歓声をあげる。
■蕎麦粒山山頂で大休止とする。風に当たると結構寒い。熱い鍋焼うどんが美味い。食後、関根さんが昭文社5万分の1地図に載っている下山路を探しに行く。
■山頂より200m程下った所の踏跡を進んでみる。藪の中すぐに踏跡は消え、谷を降りていきそうになり引き返す。次に山頂よりすぐ下の笹藪の踏跡に入り込む。背丈以上の笹藪にもがくことしばし、テープがある道に出た。尾根を下る道だった。
■テープを確認しながら尾根を下る。昭文社の地図では途中から尾根の左から巻く様になっている。しかし左に注意しながら降りるが、左に進む道は見つからない。左を覗き込むと崖っぽい急斜面である。
■結局かなり下っても尾根から降りられず、尾根上の広場の様な所で現在位置の再確認を行う。地図に載っている道からかなり離れてしまった様だ。引き返すかどうか相談を始める。そこである物を見つける。黄色い東京電力の標識だ。
■標識からすぐに鉄塔が見えた。鉄塔まで行ってみる事にする。“54”号鉄塔だった。行きに通った“56”号から2本離れている。が、この鉄塔に上がって来る巡視路がある筈だ。しかし上がって来る道は見つからない。代わりに「55号へ至る」の標識が見つかった。行きに通った“56”号鉄塔への道に「55号へ至る」の標識があった。という事は“55”号鉄塔に行ければ下山できる筈である。
■踏跡は薄く険しく荒れた道である。ロープが必要な場所もあった。しかしいたる所に「55号へ至る」の標識があるので心強い。大きな滝のある沢に出た。推測現在位置から林道へは僅かな距離の筈だ。“55”号鉄塔へはこれからかなり登らなければならない。沢を降りてみる事にする。しかし降りられず、仕方無く“55”号鉄塔へ向かう事にする。
■相変わらず荒れた道であるが、伐採の現場が出てきた。“55”号鉄塔も見えた。しかしかなり上にそびえていた。さあこれから“55”号鉄塔への登りだと覚悟を決めた所、いきなりガードレールが視界に入った。林道である。歓声が上がった。杉の急斜面を標高差50m程降りれば良いのである。慎重に斜面を下って林道に降り立ち「握手」。
□少しの林道歩きでほどなく車に到着。お疲れさまでした。
□武甲温泉で汗を流し帰途に就く。
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