北本山の会 山行報告書
報告2006年10月7日  報告者(諸川)

山 行 期 間

2006年10月4日 〜 月日      (日間)

山 域・山 名

西上州 蟻ヶ峰(高天原山)大蛇倉山

リ ー ダ ー

関根

参  加  者

5名

コース タイム

5:00 北本市役所    7:30〜7:50 御巣鷹山尾根登り口
8:50 昇魂之碑    10:30 蟻ヶ峰着
12:30大蛇倉山着
14:30昇魂之碑
15:30 登山口(温泉入浴)  19:00 北本着

山 行 記 録

 朝、霧雨の中を出発する。蟻ヶ峰、大蛇倉山は群馬県上野村、御巣鷹山の尾根から登る。21年前、日航機が墜落した現場であり「昇魂之碑」が立てられている場所で、慰霊の登山も兼ねる。坂道を登り出すとまもなく、左右にたくさんの記号の入った立て札がある(4F・10H・3D…)その先の斜面は細い道が続き、塔婆や花が供えられているお墓がたくさんある。斜面を切り開いて造った坂道は歩きやすく、ところどころにベンチがあり、手すりや水場(お墓用)もある。1時間ほどで「昇魂之碑」のある丘に出る。私たちは持参した花束を供え、心をこめて手を合せる。520名の犠牲者の名前の中に大島九さん(坂本九)の名前もあった。写真や手紙、千羽鶴など、食品以外のお供え物を置く建物もある。1枚ごとに小さな鈴がついている祈りの言葉には「安らかに眠って下さい」「父さん、1年ぶりですね。今年は妻と娘を連れて来ました」「○○ちゃん、今年も慰霊登山に来たよ。父・母」など…たくさん…。涙なしでは読めません。鎮魂の鐘の響きはどこまでも届くような澄んだ音色でした。

 「昇魂之碑」をあとにして登り出した道は、道なき道の藪道で、赤や白のテープを頼りに歩く。樹林帯の藪道でアップダウンが続く中を約2時間で蟻ヶ峰頂上に着く。霧も晴れ、少し展望もありホッと一息つく。軽食のあと、下山も目印のテープが頼りだ。歩いているうちに「あっ、テープがどこにも見当たらない!!」その時は尾根まで出て方向を定めるリーダーの的確さに安心する。藪道を約2時間歩いて大蛇倉山に着く。ここから下山の道もまた大変。滑らないように、迷わないように…訓練だ、次の山行のための訓練だとがんばって歩いた。再び御巣鷹山の尾根に出る。

 昇魂之碑にもう一度ゆっくりと手を合せる。私たちの供えた花束と共に、まわりにはたくさんの花が供えてあり、それらはどれも「昨日持ってきたよう」に活き活きとした花ばかり。大きなカサブランカの花束に水色のリボン…どなたがどんな思いで…せつなくなる。そして、この「昇魂之碑」までの道も年老いていく遺族の方々にとっては厳しい道になっていくのだろうなあと思う。山の会の仲間とこうして慰霊登山ができてよかった。

どうぞ安らかに眠って下さい。

備     考